ワキガのセルフチェック(自己診断)


ワキガのセルフチェック(自己診断)

美容外科専門医・認定医 綾部 誠

【公開日】2022/07/08

自分で気づくことが難しいワキガのニオイは非常にデリケートな問題で、相談がしにくいかと思います。
そこで、下記の項目でワキガの可能性があるかどうかをセルフチェック(自己診断)をしてみてください。当てはまる項目が3つ当てはまる場合は、ワキガの可能性が高いということになります。
ただし、この中に当てはまる項目があるからといって、必ずしもワキガであるというわけではありませんのでご了承ください。

□1.両親がワキガ体質である
ワキガの原因となるアポクリン汗腺の数は、顕性遺伝(受け継がれやすい形質)に左右されます。家族にワキガ体質の人がいる場合は、自分もワキガである確率が高い傾向にあります。そのため、祖父母・両親などにワキガの人がいない場合、自分がワキガとなる可能性は低くなります。
また、ワキガの発症率は、両親のどちらかがワキガの場合は約50%、両親が共にワキガの場合は約75%の割合で遺伝すると言われています。

2.ワキ汗の分泌量が多い
エクリン腺は主に体温調節のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は無味無臭です。このエクリン腺の数は体質によって異なり、エクリン腺が多いと汗の量も増えます。エクリン腺とアポクリン腺が一緒になることで、ワキガの臭いが発生します。

□3.耳垢が湿っている
耳垢が湿っている理由は、耳の中のアポクリン汗腺から汗が分泌されていることが原因です。そのため、耳垢が常に湿っている方は、ワキガである可能性が高いことになります。特に耳垢が溶けたキャラメルのようになっている方は要注意です。

□4.洋服の脇の下の部分が黄ばんでいる
ワキガの原因になる汗には、脂肪やタンパク質などが含まれているため、洗濯をしても黄色や茶色などの汗染みが残っていることが多いです。洋服のわきの下の部分が黄色や茶色に変色している方は、ワキガの可能性が高いです。

□5.思春期ごろから臭いが気になる
子供がワキガでニオイがキツくなる年齢は、一般的にはアポクリン腺の活動が活発になる二次性徴の時期といわれています。二次性徴の開始年齢は男子で10~13歳、女子で8~12歳ごろからニオイがきつくなり出した際には要注意です。

□6.ストレスが多い
ストレスが多い環境で生活を続けていると、アポクリン汗腺が刺激されて、汗をかきやすくなります。ストレスからくる緊張などで汗をかくことを「精神性発汗」といいます。精神性発汗は自然な身体の反応ですが、必要以上にストレスを受けたり、緊張状態が続いたりすると、汗をかき続けてワキが常に湿っている状態になります。その結果、雑菌が繁殖して、ニオイが強くなる傾向があります。

□7.肉や乳製品などを頻繁に食べる
肉や乳製品には、動物性のタンパク質や脂質が豊富に含まれています。そういった食品を頻繁に食べていると、アポクリン汗腺から分泌される汗にニオイの元になる脂肪成分が加わるので、さらにニオイがきつくなる場合があります。

セルフチェックの結果はいかがでしたでしょうか?冒頭でもお伝えした通り、当てはまる項目が多いからといって、必ずしもワキガの症状があるわけではありません。とはいえ、該当する項目が多いと不安になる方もいらっしゃるかと思います。もしセルフチェックの項目に多く当てはまっていましたら、お気軽に当院にご相談ください。

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