しわの原因と対処法

こんにちは。あやべクリニック院長の綾部です。
今回はしわでお悩みの方へ、原因と対処法を解説していきます。

しわの種類は、3種類に分類することができます。
1つ目は表皮じわ、2つ目は真皮じわ、3つ目が表情じわです。
個人でできる対処法と、美容皮膚科でしかできない対処法があるので、解説します。

まず、1つ目の表皮じわに関して。
表皮じわは深さで言うと肌表面から0.2mmの浅い部分にできるしわの事で、一般的に、ちりめんじわ（小じわ）などとも呼ばれます。
目元や目尻にできやすく、幅広い年齢層の方に症状が見られます。

表皮じわが発生する一番の原因は乾燥のため、日ごろから保湿・スキンケアを心がけることで予防ができます。

美容皮膚科でできる対処法としては、水光注射がおすすめです。
水光注射とは、1gで6リットルもの保水力があるヒアルロン酸を均一に注入して、体の内側から水分を保湿するという美容注射です。
表皮じわの改善と同時に、ツヤとハリのあるもっちりとした肌を手に入れることができます。

2つ目の真皮じわは、皮膚が伸び縮みすることによって起こるしわのことで、一般的に言われるほうれい線などが、これにあたります。
真皮とは、表皮から厚さ2mm程度の皮膚組織の本体ともいえる部分のことで、ここがしわになってしまうと元に戻すことが困難となります。

個人でケアをしても改善が難しいため、美容皮膚科でのハイフやヒアルロン酸注射などの治療をおすすめしています。

3つ目の表情じわは、眉間を寄せたときや、笑った時の目尻の横のしわ（カラスの足跡）といったような、表情筋を動かしたときにできるしわです。
10代・20代の時は、肌の弾力によってすぐにしわが元に戻りますが、加齢や紫外線ダメージで弾力を失った肌は、表情の跡が消えずに残ってしまいます。

表情じわは自然に起こってしまうため、個人でできる対処法は無いと言えます。
表情を無くせば防げますが、普段から表情を無くして生活するという事は困難でしょう。

そのため、美容皮膚科による治療が効果的となります。
表情じわの原因は表情筋が関係しているので、筋肉の作用に対して効果的なボトックス注射がおすすめです。
表情筋の動きを抑え、肌に張りが出てしわを出来にくくします。

以上、3つがしわのできる原因と対処法になります。
自分だけでは改善が見込めないという方は、美容皮膚科に一度相談をしてみるとよいでしょう。