福岡美容皮膚科 あやべクリニックあやべクリニック公式
← 「他院治療後の再発・修正相談」の入口に戻る

AYABE CLINIC / CASE GUIDE

他院治療後の再発・修正相談

他院治療後も気になり続けて再相談された32歳の方

32歳女性他院治療後修正相談

他院で複数回治療を受けたあとも十分な変化を感じられず、修正相談につながった症例です。

32歳女性。他院で2回の治療歴があり、再発や残り方への不安が続いていたため、これまでの治療経過をふまえて次に何を確認するかを丁寧に整理していった症例です。

症例の読み物

二度、治療を受けた。 二度とも、数か月で、においが戻ってきた。 そういう方が、いらっしゃいました。 一度目に期待して、裏切られた。 二度目に期待して、また裏切られた。 三度目に踏み出すのが、どれほど怖いか。 「もう、一生これと付き合うしかないのかもしれない」。 そう思いかけておられました。 —— 新しい治療の話を、すぐには信じられない。 それは、当然のことです。 これまで何度も、期待しては、戻ってきた。 その繰り返しを通ってきた方が、新しい言葉を疑うのは、心が弱いからではありません。 もう一度傷つかないように、自分を守っているのです。 ですから、ここでは「今度こそ治ります」とは申しません。 そういう言葉を、あなたはもう、何度も聞いてこられたはずですから。 —— その代わりに、ひとつ、お話ししておきたいことがあります。 おそらく、これまでどこでも、説明されなかったことです。 においが強い方には、三つの共通点があります。 においのもとになるアポクリン腺の、数が多いこと。 ひとつひとつが、大きいこと。 そして、皮膚の深いところにあること。 この三つがそろうと、においは強く出ます。 においの強い方ほど、このアポクリン腺が、深く、大きく、たくさんある。 だから、表面をいくら抑えても、奥から戻ってくるのです。 アポクリン腺が多く集まっている場所は、私が診察で見ると、そこだけ皮膚がぷっくりと盛り上がって見えます。 長く施術を重ねてきた目には、においのもとがどこに潜んでいるのか、その膨らみで分かるのです。 さらに、お伝えしておきたいことがあります。 アポクリン腺は、脇毛の生えている範囲にだけ、原則として存在します。 そして脇に十字の線を引くと、においが強いのは、たいてい横の短い軸のあたりです。 どこに、どれだけ、どの深さであるのか。 それは、一人ひとり違います。 これは、本で読んだ知識ではありません。 私自身が、数えきれないほどの施術のなかで、自分の目で見て、確かめてきたことです。 —— なぜ、この話をするのか。 あなたのにおいが戻ってきたのは、体質のせいではないかもしれません。 においのもとが深いところにあれば、そこまで届いていなければ、においは残ります。 強い部分が、治療の範囲から外れていれば、そこだけ取り残されることもあります。 におい戻りには、こうした理由が考えられるのです。 過去の治療が、間違いだったということではありません。 その時のアプローチが、あなたの脇の状態と、たまたま噛み合っていなかった。 それだけのことかもしれないのです。 においのもとが、どこに、どの深さであるのか。 そこを正確に見極めることが、何より大切なのです。 だとすれば、あなたは「治らない体質」ではありません。 戻ってきたのは、あなたのせいでも、もって生まれたもののせいでもないのです。 —— 正直に、お伝えしておくこともあります。 医療に、絶対はありません。 私にも、すべてをゼロにすると約束することはできません。 においの強さには個人差があり、一度で十分でないこともあります。 良いことだけを並べるのではなく、こうした限界こそ、先にお伝えします。 そして、強い制汗剤を長く使ってこられた方は、肌が荒れていることがあります。 においを抑えようとして、今度は肌を痛めてしまう。 その負担を、これ以上ひとりで抱えなくてもいいのです。 —— すぐに決めていただく必要は、ありません。 もう一度治療を受けることも、今は受けないことも、どちらも、あなたの大切な選択です。 まずは診察で、なぜこれまで戻ってきたのか、その理由を一緒に確かめるだけでも構いません。 何度も裏切られてきた道のりを、今度は、ひとりで歩かなくていいのです。 あなたのペースで、お待ちしております。

患者の声

「他院で受けたが効果が戻ってしまい、今度はしっかりカウンセリングを受けて気が楽になった」

医師の見立て

過去に、別のクリニックで治療を受けられた方がいます。 切開法。 ミラドライ。 ローラークランプ法。 それぞれの治療を受けるまでに、簡単な気持ちではなかったはずです。 ワキガの治療を受ける、ということは、 ただ予約を取って、施術を受けるだけのことではありません。 ずっと悩んできたことを、ようやく誰かに話す。 費用をかける。 痛みや怖さを覚悟する。 そして、これで終わるかもしれないと期待する。 その一つ一つに、相当な勇気が必要です。 ですから私は、過去に治療を受けられた方が来院された時、 まず、その治療を否定するところからは入りません。 その方が、どのような思いで治療を選ばれたのか。 どこまで説明を受けておられたのか。 施術の時に、何がつらかったのか。 術後に、どのような経過をたどったのか。 そして今、何が残っているのか。 そこを、時間をかけて伺います。 一度治療を受けたのに、まだ悩みが残っている。 これは、とても苦しいことです。 最初から治療を受けていない方とは、また違う不安があります。 「また再発するのではないか」 「また同じ結果になるのではないか」 「また費用が無駄になるのではないか」 そう考えるのは、当然です。 むしろ、一度つらい経験をされた方ほど、慎重になると私は思っています。 診察室でお話を聞いていると、 においの問題だけではなく、過去の治療の記憶そのものが、心に残っていることがあります。 痛かったこと。 怖かったこと。 説明が足りないと感じたこと。 期待していた結果と違ったこと。 それでも、誰にも言えずに抱えてこられたこと。 その不満や後悔は、簡単に消えるものではありません。 私は、そこを急いでまとめようとは思いません。 どの治療を受けたのか。 どの部分が残っているのか。 においなのか、汗なのか。 再発なのか、取り残しなのか。 それとも、治療後の不安が強く残っているのか。 ここを分けて考えないと、次の治療を正しく選ぶことはできません。 ワキガの治療は、方法の名前だけで決まるものではありません。 その方の脇の状態、においの出方、過去の治療歴、皮膚の状態、そして不安の深さ。 それらを見ながら、今できることを整理していく必要があります。 私は、そこが重要だと思います。 診察のあとに、 「今回は、ちゃんと話を聞いてもらえた気がします」 と話される方がいます。 その時の表情は、少し変わります。 まだ治療が終わったわけではありません。 まだ結果が出たわけでもありません。 それでも、 自分の不安を否定されなかった。 過去の経過を雑に扱われなかった。 もう一度、整理して考えられるかもしれない。 そう感じられた時、表情は少しだけ緩みます。 私は、その瞬間をとても大切にしています。 過去の治療の記憶を、こちら側で消すことはできません。 一度感じた痛みや不信感を、なかったことにはできません。 けれど、同じ後悔をもう一度繰り返さないために、 これからの道を整えることはできます。 そのためには、急いで結論を出す必要はありません。 まず、これまでの経過を整理する。 次に、今の状態をきちんと診る。 そのうえで、必要な治療と、必要でない治療を分ける。 そして、できることと、できないことを、正直にお伝えする。 それが、再治療を考える際重要だと思っています。 焦らなくて大丈夫です。 過去の治療に対する不安があるなら、その不安のまま来ていただいてかまいません。 不満が残っているなら、その不満をそのまま話していただいてかまいません。 後悔があるなら、まずはその後悔から伺います。 こちら側で、静かに整理します。

ご判断の材料(治療内容・費用・主なリスク・未承認医療機器 ViewHot)

第二部 ── ご判断の材料(全入口共通)

ここから先は、治療そのものについて、ご判断の材料をお伝えします。 治療の内容、麻酔、費用、期間、主なリスク、そして当院で用いる医療機器について、できるだけ正確に。

これらは、厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って、ご説明すべき事柄でもあります。 いま一度に読みきっていただかなくても構いません。お時間のあるときに、ゆっくりとご覧ください。


高周波による腋臭症治療について

当院で用いているのは、ViewHot(ビューホット)という高周波治療器です。

この治療では、36 本の極細の針がついたチップを脇の皮膚にあて、針先から高周波エネルギーを加えます。 においの原因の一つであるアポクリン汗腺に熱を加え、熱変性・凝固を起こすことで、においの軽減を目指します。

大きく皮膚を切開して汗腺を取り除く手術ではありません。 そのため、術後の固定は行いません。

ただし、皮膚の中に針を入れ、高周波による熱を加える医療行為です。 痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死などが起こることがあります。

また、においの程度が強い場合や、より高い改善を希望される場合には、1 回の治療だけでは十分でないことがあります。 効果には個人差があり、においが完全になくなることを保証するものではありません。

診察では、においの程度、皮膚の状態、年齢、体格、生活上のお困りごと、ご本人の受け止め方を確認します。 そのうえで、治療の適応があるか、1 回で経過を見るのがよいか、将来的な追加治療も含めて考えるべきかを、個別にご説明します。

なお、皮膚に赤みや炎症がある方、ステロイドを使用中の方は、肌の状態によって、施術をお受けいただけないことがあります。 その場合は、肌の状態が落ち着いてからご案内します。


治療内容・費用・リスクについて

ご判断いただくために、大切なことを、順にお伝えします。 当院で行う腋臭症治療は、保険が適用されない自由診療です。 治療内容、費用、治療期間・回数、主なリスクについて、あらかじめお伝えします。

治療内容

腋臭症に対して、ViewHot(ビューホット)を用いた高周波治療を行います。

36 本の極細針がついたチップを脇の皮膚にあて、針先から高周波エネルギーを加えます。 アポクリン汗腺に熱変性・凝固を起こすことで、においの軽減を目指す治療です。

当院では、年齢や性別を問わず、すべての方にマスク麻酔を用い、眠っている状態を確認したうえで、局所麻酔と施術を行います。

麻酔方法

当院では、腋臭症治療を受けるすべての方に、マスク麻酔を用います。 眠っている状態を確認してから局所麻酔を行い、その後に高周波治療を行います。

マスク麻酔の効き方、眠りに入るまでの時間、目が覚めたあとの状態には個人差があります。 麻酔に伴い、眠気、ふらつき、吐き気、嘔吐、呼吸状態の変化などが起こることがあります。

標準的な費用(税込)

  • ワキガ治療(両わき):385,000円
  • 男性は治療範囲が広いため、33,000円が加算されます
  • 男性の合計費用:418,000円

上記には、麻酔費、薬代、固定材料費、術後診察費を含みます。 なお、通常は術後固定を行いません。

においの残存や再発などにより、追加の治療を検討する場合があります。追加治療を行う場合は、その必要性、治療内容、費用を事前にご説明します。

治療期間・回数の目安

相談・診察:1 回以上 施術:1 回(においの程度により、追加の施術を行う場合があります) 術後診察:必要に応じて実施 固定:なし

においが比較的軽い場合は、1 回の治療で経過を見ることがあります。 一方で、においの程度が強い場合や、より高い改善を希望される場合には、複数回の治療が必要になることがあります。

治療効果には個人差があります。 1 回でにおいが完全になくなることを保証するものではありません。

術後の生活について

シャワー浴は、当日から可能です。 入浴も、患部を浴槽につけない範囲であれば当日から可能です。

施術後3日ほどは、患部を強くこすらないようにしてください。

施術当日は、通学・通勤はお控えいただくことをおすすめします。 多くの場合、翌日から通常の生活に戻ることができます。

日常の動作や軽い運動、腕を大きく動かす動作は、多くの場合、翌日から可能です。 体育や部活動などの激しい運動は、施術後3〜5日ほどお控えいただくことをおすすめします。 ただし、痛み、腫れ、赤み、違和感が強い場合は無理をせず、診察時の指示に従ってください。

施術した部位の脱毛は、術後2〜3週間ほどたってからにしてください。

主なリスク・副作用

痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死などが起こることがあります。

色素沈着は、もともと肌の色が濃い方に出やすい傾向があります。 回復のしかたには個人差がありますが、多くの場合は、時間とともに目立たなくなっていきます。

針を用いる施術のため、針穴の赤み、かさぶた、熱傷、感染、瘢痕が生じることがあります。

局所麻酔の注射に伴い、痛み、内出血、出血などが起こることがあります。 脇の下は胸郭に近い部位であるため、非常にまれですが、針先が深く進んだ場合には胸部に影響が及ぶ可能性があります。 当院では、そのようなリスクをできるだけ避けるために、マスク麻酔で眠っている状態を確認してから局所麻酔を行います。

麻酔に伴い、眠気、ふらつき、吐き気、嘔吐、呼吸状態の変化などが起こることがあります。

実際のリスクや注意点は、患者さまの状態や施術内容によって異なります。 診察時に、個別にご説明します。


未承認医療機器について

ご判断にあたって、必ずお伝えしておかなければならないことがあります。

未承認医療機器である旨

ビューホット(ViewHot)は、医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

入手経路について

ビューホット(ViewHot)は、韓国 Shenb 社で製造されたものを、メトラス株式会社を通して、医師の判断により個人輸入しております。

国内の承認医療機器の有無について

同一の成分や性能を有する他の国内承認医療機器等はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

ビューホット(ViewHot)は、韓国食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受け、欧州 CE マークを取得しています。

ただし、日本国内では医薬品医療機器等法上の承認を得ていない医療機器です。 また、治療効果や安全性には個人差があり、重大なリスクがすべて明らかになっているとは限りません。

本治療に伴う主なリスクとして、痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死、熱傷、感染、瘢痕、麻酔に伴う眠気・吐き気・呼吸状態の変化などが起こることがあります。

公的救済制度について

本治療は未承認医療機器を用いるため、万一、健康被害が生じた場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度などの公的な救済の対象とはなりません。

なお、未承認医療機器の個人輸入に関する一般的な注意事項は、厚生労働省のウェブサイトでもご確認いただけます。

相談へ進む

ここで読んだ内容はそのまま引き継がれます。結論を急がず、相談前に整理しておくとよいことを確認できます。