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AYABE CLINIC / CASE GUIDE

学校・部活・体育で気になる

部活のあとが気になっていた13歳・テニス部の方

13歳女性テニス部学校生活が気になる

部活動で汗をかいたあとのにおいが気になり、学校生活のなかで相談につながった症例です。

13歳女性。テニス部での発汗量が多く、部活後のにおいを心配して受診。学校生活への影響をふまえ、1回ごとの負担と実感のバランスを重視した症例です。

症例の読み物

中学に入って、その子はテニス部に入りました。 新しい制服、新しいコート、はじめての夏。 ラケットを思いきり振りたい —— そう思っていました。 ただ、練習で汗をかくたびに、ひとつの不安がよぎるようになりました。 このにおい、コートの誰かに気づかれていないだろうか。 思いきり打ち込みたい。でも、汗をかくのがこわい。 うまくなりたい。でも、においが気になって、最後の一歩を踏み込めない。 部活が好き。だからこそ、においで嫌われたくない。 好きな気持ちと、こわい気持ち。 そのふたつは、どちらかが正しくて、どちらかが間違いなのではありません。 両方とも、本当の気持ちです。 「好き」が強いからこそ、「こわい」も大きくなる。 それだけ、テニスを大切に思っている、ということなのだと思います。 そして、この年頃のにおいの悩みには、大人が見落としがちな、もうひとつの側面があります。 学校は、毎日同じ教室や更衣室で顔を合わせる場所です。 大人の社会なら、合わない相手とは少し距離を置くこともできますが、学校では同じ人間関係が長く続きます。 そのため、においのことが一度気になり始めると、登校や部活、友人関係のなかで、それを長く意識してしまうお子さまもいます。 実際に何か言われたわけでなくても、「気づかれているのではないか」という不安から、汗をかく場面を避けたり、ひとりで気を張りつめたりすることがあります。 子どもたちは、その気持ちを、はっきり言葉にできないまま抱えていることも少なくありません。 だからこそ、相談の時期が早いか遅いかを、最初から決めつける必要はありません。 「まだ治療を考える段階ではないかもしれない」という場合でも、まずは学校生活で何に困っているのかを整理する相談から始められます。 ここで急いで治療を決める必要もありません。 まずは、お子さまが部活や学校の何に困っているのか。 そこを一緒に整理するところから始めましょう。 汗をかく場面が、こわくならないように 部活のお子さまにとって、つらいことのひとつは、「汗をかくこと」そのものが、こわくなってしまうことです。 走りたいのに、走れば汗が出る。 汗が出れば、においが立つ気がする。 だから、いちばん動きたい場面で、いちばん動けなくなる。 身体は前に出たいのに、こころがブレーキをかけてしまう。 本来いちばん夢中になれるはずの時間が、いちばん緊張する時間に変わってしまうことがあります。 治療で目指すのは、においへの不安をやわらげ、部活や学校生活での負担を少なくすることです。 汗を止めることが目的ではありません。 ただし、効果の程度や感じ方、持続の期間、追加治療の要否には個人差があります。 お子さまが学校生活や部活をどう過ごしたいのかを確認しながら、治療が役立つ可能性があるかを、一緒に考えていきます。 腋臭症の治療は、QOL —— 暮らしの質に関わる治療だと、私は考えています。 痛みと、麻酔のことを、正直にお話しします 親御さんがまず心配されるのは、「うちの子は、起きたまま脇の施術を受けるのだろうか」ということだと思います。 脇の下は繊細な場所で、すぐ下に神経や血管が通っています。 もし施術の途中で、痛みや怖さから思わず身をよじってしまえば、繊細な場所だけに危険がともないます。 けれど、思春期の子に「じっと我慢して」と強いるのは、酷なことです。 ふだん部活でのびのび動いている子ほど、こわばったまま耐える時間は、かえってつらいものです。 だからこそ当院では、眠っているあいだに施術を受けていただく、マスク麻酔を用います。 マスクから流れるガスで、およそ90秒ほどで眠りにつかれます(効き方には個人差があります)。 眠りにつくまで、親御さんに左側で手を握っていただき、目を覚ますときも同じ左側にいていただきます。 そばに親御さんがいることで、不安がやわらぐお子さまもいます。 痛みをともなう局所麻酔は、眠ったあとに行います。施術はおよそ20〜25分が目安です。 そのうえで、正直に申し上げます。 麻酔と施術には、負担がないわけではありません。 眠気、ふらつき、痛み、腫れ、吐き気、呼吸状態の変化などが起こることがあります。 ですから診察時に、年齢・体格・体調・既往歴・アレルギーを確認し、適応を個別に判断します。 「眠らせているあいだ」を、誰が見ているか 「眠っているあいだに、もし何かあったら」。親御さんの不安は、ここにあると思います。 院長は形成外科医として35年診療に携わり、外科診療を始める前に、麻酔科での研修経験があります。 当院では、麻酔の導入から施術後の覚醒の確認まで、医師が状態を確認しながら進めます。 親御さんが心配される麻酔中の管理については、診察時に、方法、確認する項目、起こり得るリスクを具体的にご説明します。 治療は、その子ひとりのために におう範囲は、お一人おひとり違います。 中学生の部活では、汗をかいたあとのにおいが気になり、練習や試合に集中しにくくなることがあります。 診察では、においの範囲や左右差、汗をかく場面、学校生活で困っていることを確認し、治療が必要かどうかを含めて、個別に判断します。 一度で完全ににおいが消えるとは、お約束できません。 においの強い方は、複数回の施術が必要になることもあります。 そのときは、追加の治療も選択肢としてお話しします。 都合の悪いことを、隠さない。それが、長く経過をみていく私の役目だと思っています。 ここで、お母様にお伝えしたいことがあります お子さまのにおいに最初に気づくのは、多くがお母様です。 習い事の送り迎えで、車の助手席に座らせたとき。 洗濯物を取り込むとき。 ふとした瞬間に、「あれ?」と感じることが、きっかけになる方が多いようです。 気のせいかもしれない。でも、確かに気になる。 騒ぎ立てたくない。でも、見過ごしたくない。 そのあいだで、ひとりで揺れていらっしゃるお母様が、少なくありません。 ご家族のなかでも、においの感じ方が異なることがあります。 いつも近くにあるにおいには鼻が慣れることがあり、気づき方に差が出ることもあります。 ワキガには体質的・遺伝的な要因が関わることがあり、ご家族で似た体質をお持ちのこともあります。 ですから診察では、ご家族の感じ方だけで判断せず、においの範囲、生活上の困りごと、ご本人の気持ちを確認しながら考えます。 清潔さや努力の問題ではありません。 お子さまにも、ご家族にも、責任はありません。 最初の一歩は、施術ではありません いきなり治療を決めていただく必要はありません。 治してあげたい。でも、麻酔はやっぱり不安。 早いほうがいい気もする。でも、本人の気持ちも待ちたい。 そのどちらの気持ちも、親として自然なものだと思います。 急いで片方に決めなくて構いません。 今すぐ治療する。時期を待つ。まずは親御さんだけで相談する。 お子さまと一緒に話を聞く。治療をしない選択も含めて考える。 どの選択も、間違いではありません。 部活のいつ頃なら休めるか、汗をかく場面とどう付き合うか。 そうした相談だけでも構いません。 ご相談は、お電話でも、メールでも、お受けしています。 まずは親御さんおひとりで、いらしていただいても大丈夫です。 なお、未成年の方の施術には、原則として親権者の同伴と同意が必要です。 親御さんだけで先にご相談いただくことは可能ですが、施術を行うかどうかは、お子さまご本人の診察、状態の確認、ご本人の意思確認を行ったうえで判断します。 お電話やメールだけで、適応や施術の実施を決めることはありません。 治療には、効果が十分でない場合、においが残る場合、複数回の施術が必要になる場合があります。 また、痛み、腫れ、赤み、熱感、内出血、硬さ、違和感、色素沈着、左右差、麻酔に伴う眠気・ふらつき・吐き気・呼吸状態の変化などが起こることがあります。 詳細は診察時に、年齢、体格、体調、既往歴、アレルギーを確認したうえで、個別にご説明します。 急ぎません。 あなたとお子さまのペースで、お待ちしております。

患者の声

「においを気にして生活することがなくなった」

医師の見立て

私は、部活や体育で汗をかくお子さんを診る時、 においだけを見ているわけではありません。 その子の、運動への向き合い方を見ています。 体育の授業。 部活の更衣室。 汗をかいたあとの制服のにおい。 大人にとっては小さなことに見えるかもしれません。 けれど、お子さんにとっては、それが学校生活そのものを狭くしてしまうことがあります。 「また汗をかいたらどうしよう」 「近くにいる子に気づかれたらどうしよう」 「制服ににおいが残っていたらどうしよう」 そう考え始めると、 思いきり走ることも、友達と並んで着替えることも、 少しずつ遠慮するようになります。 ワキガや多汗症の治療は、単ににおいを減らすためだけのものではありません。 本来、その子が普通にできていたはずの生活を、もう一度、普通に戻していくための治療でもあります。 治療後に、 「においを気にして生活することがなくなりました」 と話されるお子さんや親御さんがいらっしゃいます。 その時の表情は、少し言葉では言い表しにくいものです。 安心した顔、というだけでは足りません。 張りつめていたものが、ようやくほどけたような表情をされます。 ですから私は、お子さんの施術では、痛みや怖さをできるだけ残さないことを大切にしています。 脇の下は、とてもナイーブな場所です。 頭では理解できていても、心と身体は怖がります。 ましてお子さんであれば、なおさらです。 施術当日は、マスク麻酔で眠っていただきます。 怖さを我慢しながら受けるのではなく、眠っている間に施術を終える。 これは、単なる麻酔方法の選択ではありません。 お子さんの心と身体を守るために、私がたどり着いた、医師としての見立てです。

ご判断の材料(治療内容・費用・主なリスク・未承認医療機器 ViewHot)

第二部 ── ご判断の材料(全入口共通)

ここから先は、治療そのものについて、ご判断の材料をお伝えします。 治療の内容、麻酔、費用、期間、主なリスク、そして当院で用いる医療機器について、できるだけ正確に。

これらは、厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って、ご説明すべき事柄でもあります。 いま一度に読みきっていただかなくても構いません。お時間のあるときに、ゆっくりとご覧ください。


高周波による腋臭症治療について

当院で用いているのは、ViewHot(ビューホット)という高周波治療器です。

この治療では、36 本の極細の針がついたチップを脇の皮膚にあて、針先から高周波エネルギーを加えます。 においの原因の一つであるアポクリン汗腺に熱を加え、熱変性・凝固を起こすことで、においの軽減を目指します。

大きく皮膚を切開して汗腺を取り除く手術ではありません。 そのため、術後の固定は行いません。

ただし、皮膚の中に針を入れ、高周波による熱を加える医療行為です。 痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死などが起こることがあります。

また、においの程度が強い場合や、より高い改善を希望される場合には、1 回の治療だけでは十分でないことがあります。 効果には個人差があり、においが完全になくなることを保証するものではありません。

診察では、においの程度、皮膚の状態、年齢、体格、生活上のお困りごと、ご本人の受け止め方を確認します。 そのうえで、治療の適応があるか、1 回で経過を見るのがよいか、将来的な追加治療も含めて考えるべきかを、個別にご説明します。

なお、皮膚に赤みや炎症がある方、ステロイドを使用中の方は、肌の状態によって、施術をお受けいただけないことがあります。 その場合は、肌の状態が落ち着いてからご案内します。


治療内容・費用・リスクについて

ご判断いただくために、大切なことを、順にお伝えします。 当院で行う腋臭症治療は、保険が適用されない自由診療です。 治療内容、費用、治療期間・回数、主なリスクについて、あらかじめお伝えします。

治療内容

腋臭症に対して、ViewHot(ビューホット)を用いた高周波治療を行います。

36 本の極細針がついたチップを脇の皮膚にあて、針先から高周波エネルギーを加えます。 アポクリン汗腺に熱変性・凝固を起こすことで、においの軽減を目指す治療です。

当院では、年齢や性別を問わず、すべての方にマスク麻酔を用い、眠っている状態を確認したうえで、局所麻酔と施術を行います。

麻酔方法

当院では、腋臭症治療を受けるすべての方に、マスク麻酔を用います。 眠っている状態を確認してから局所麻酔を行い、その後に高周波治療を行います。

マスク麻酔の効き方、眠りに入るまでの時間、目が覚めたあとの状態には個人差があります。 麻酔に伴い、眠気、ふらつき、吐き気、嘔吐、呼吸状態の変化などが起こることがあります。

標準的な費用(税込)

  • ワキガ治療(両わき):385,000円
  • 男性は治療範囲が広いため、33,000円が加算されます
  • 男性の合計費用:418,000円

上記には、麻酔費、薬代、固定材料費、術後診察費を含みます。 なお、通常は術後固定を行いません。

においの残存や再発などにより、追加の治療を検討する場合があります。追加治療を行う場合は、その必要性、治療内容、費用を事前にご説明します。

治療期間・回数の目安

相談・診察:1 回以上 施術:1 回(においの程度により、追加の施術を行う場合があります) 術後診察:必要に応じて実施 固定:なし

においが比較的軽い場合は、1 回の治療で経過を見ることがあります。 一方で、においの程度が強い場合や、より高い改善を希望される場合には、複数回の治療が必要になることがあります。

治療効果には個人差があります。 1 回でにおいが完全になくなることを保証するものではありません。

術後の生活について

シャワー浴は、当日から可能です。 入浴も、患部を浴槽につけない範囲であれば当日から可能です。

施術後3日ほどは、患部を強くこすらないようにしてください。

施術当日は、通学・通勤はお控えいただくことをおすすめします。 多くの場合、翌日から通常の生活に戻ることができます。

日常の動作や軽い運動、腕を大きく動かす動作は、多くの場合、翌日から可能です。 体育や部活動などの激しい運動は、施術後3〜5日ほどお控えいただくことをおすすめします。 ただし、痛み、腫れ、赤み、違和感が強い場合は無理をせず、診察時の指示に従ってください。

施術した部位の脱毛は、術後2〜3週間ほどたってからにしてください。

主なリスク・副作用

痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死などが起こることがあります。

色素沈着は、もともと肌の色が濃い方に出やすい傾向があります。 回復のしかたには個人差がありますが、多くの場合は、時間とともに目立たなくなっていきます。

針を用いる施術のため、針穴の赤み、かさぶた、熱傷、感染、瘢痕が生じることがあります。

局所麻酔の注射に伴い、痛み、内出血、出血などが起こることがあります。 脇の下は胸郭に近い部位であるため、非常にまれですが、針先が深く進んだ場合には胸部に影響が及ぶ可能性があります。 当院では、そのようなリスクをできるだけ避けるために、マスク麻酔で眠っている状態を確認してから局所麻酔を行います。

麻酔に伴い、眠気、ふらつき、吐き気、嘔吐、呼吸状態の変化などが起こることがあります。

実際のリスクや注意点は、患者さまの状態や施術内容によって異なります。 診察時に、個別にご説明します。


未承認医療機器について

ご判断にあたって、必ずお伝えしておかなければならないことがあります。

未承認医療機器である旨

ビューホット(ViewHot)は、医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。

入手経路について

ビューホット(ViewHot)は、韓国 Shenb 社で製造されたものを、メトラス株式会社を通して、医師の判断により個人輸入しております。

国内の承認医療機器の有無について

同一の成分や性能を有する他の国内承認医療機器等はありません。

諸外国における安全性等に係る情報

ビューホット(ViewHot)は、韓国食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受け、欧州 CE マークを取得しています。

ただし、日本国内では医薬品医療機器等法上の承認を得ていない医療機器です。 また、治療効果や安全性には個人差があり、重大なリスクがすべて明らかになっているとは限りません。

本治療に伴う主なリスクとして、痛み、腫れ、赤み、内出血、色素沈着、皮膚の硬さ、しびれ、左右差、においの残存、創部治癒遅延、皮膚壊死、熱傷、感染、瘢痕、麻酔に伴う眠気・吐き気・呼吸状態の変化などが起こることがあります。

公的救済制度について

本治療は未承認医療機器を用いるため、万一、健康被害が生じた場合でも、国の医薬品副作用被害救済制度などの公的な救済の対象とはなりません。

なお、未承認医療機器の個人輸入に関する一般的な注意事項は、厚生労働省のウェブサイトでもご確認いただけます。

相談へ進む

ここで読んだ内容はそのまま引き継がれます。結論を急がず、相談前に整理しておくとよいことを確認できます。